教育

教育とは、その人に対して意図的な教え働きかけることで、その人を育てること。
現在では、英語のeducationを意味する言葉であるが、もともとこの言葉を日本で最初に使ったのは、江戸〜明治時代の中村正直で、そのときの意味は胎教を意味するものであった。なぜなら、当時の日本ではまだ一般的に学校という設備が整っていなかったため、英語のeducationとはかなり異なった意味になっていた。またeducationの語源の一つであるラテン語のeducereは「引き出す」という意味であり、「教える」ことでなく、「能力を導き出す」ことであった。

学習

学習とは、中国、孔子論語』に「学びて時にこれを習う。また説(よろこ)ばしからずや」(教え受けたことを繰り返し練習して身に付ける。なんとうれしいことであろうか)からきており、経験や勉強を通じてその知識や技能を獲得することを意味するようになった。
「学ぶ」というのは、物事を教えてもらって理解すること。そして、「習う」というのは、その内容について繰り返し練習して、それを完全に自分のものにすること。つまり「学ぶ」と「習う」がうまく組み合わさることで、学習が成立します。